ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)でエコと補助金の一挙両得
住宅を購入するとして、あれもこれも導入したいと迷うことはありませんか?安価な建売住宅も魅力ですが、近年話題のネットゼロエネルギーハウス(ZEH)でランニングコストを抑えることができ、補助金も加わるとなると、注文住宅に気持ちが傾く人はどれくらいいるのでしょうか。ここでは、ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)と補助金の魅力についてアンケートで調べてみました。


【質問】
ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)の補助金は注文住宅の後押しになりますか?
【回答数】
はい:49
いいえ:17
わからない:34
目次
購入時の利益、長い目で見た節約
アンケートの結果、ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)の補助金が出た場合には、注文住宅購入の後押しになると答えた人が多く、半数近い結果になりました。
・エネルギーを使わないから光熱費の節約になるし購入に助成してくれるとなると検討する(20代/女性/専業主婦)
・やっぱり少しでも安くなるのであれば、注文住宅を購入しようと思う。(30代/女性/パートアルバイト)
・電気代などの光熱費は一生払い続けなければいけないものです。でもそちらが0になりなおかつ補助金がでるということであれば住宅を注文する際の大きなポイントのひとつになると思うからです。(20代/女性/会社員)
水光熱費の節約は、後押しになるという回答をした人の多くが注目していました。単に補助金が出るというだけでなく、長い目で見ても節約になるということまで気にかけているのが、長期的に利用することになる住宅を買う時の特徴の一つといえます。注文住宅を購入したいが、費用が高くて迷っている人にとって、補助金と節約は大きな魅力になっているようです。
内容を把握していないのが購入を躊躇する原因に
一方で、アンケートの結果、次点で「わからない」という意見、次いで「後押しにならない」という意見が出ました。
・まずゼロエネルギーハウスについての知名度が低く、自分も細かいことがよくわからない。(30代/女性/専業主婦)
・ゼロエネルギー住宅の住み心地がわからない。不自由や不快さを我慢しなくてはならないのなら多少の補助金があっても建てたくない。(50代/女性/専業主婦)
・補助金を貰う為にスペックを上げないといけなかったり、性能を優先する為に自分なりにしたい事を我慢しないといけないから。(40代/男性/会社員)
わからないという回答には、ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)という言葉やシステムがあまり浸透しておらず、後押しになるかどうかがわからないという戸惑いが見られました。今後知名度が上がった時、この評価はまた変化する可能性があります。また、否定的な意見では、ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)にこだわらず、自分が希望するデザインや設計の住宅を建てたいという声が見られました。せっかくの注文住宅なので、補助金ありきの設計よりも希望通りの家を目指したいという意見も根強いようです。
補助金は魅力的、さらに周知することが必要
光熱費が節約できる注文住宅を建てて、補助金を受け取るという制度に対して魅力的に感じている人も多いですが、高額な買い物になることもあり、補助金制度やネットゼロエネルギーハウス(ZEH)についてよく知らないために不安を抱えているという意見も見られます。ただ、補助金やネットゼロエネルギーハウス(ZEH)に対して否定的な意見を持っている回答はほとんどありませんので、施主の希望と両立できるのか、より多くの情報を提供することが大切かもしれません。長期的な節約については、多くの人が興味を感じているようです。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年10月11日~2016年10月25日
■有効回答数:100サンプル

スマチエ編集部

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