敢えて1階のみで考える!平屋にはこんなメリットがあった!
土地を買ったり家を建てたりするのは一世一代の大仕事です。できるなら広い家に住みたいと憧れる方は多いのではないでしょうか。限られた土地に広い空間となると、地下室を作ることや、反対に、上へ上へと積み重ねるという考えに陥る傾向があります。特に地価の高い都市部では2階建てや3階建ての住宅も少なくありません。
しかし、今回はその発想を捨てて、平屋のメリットに着眼してみましょう。100人の男女を対象に1階建ての良さを聞いてきました。

【質問】
平屋の魅力は何だと思いますか?
【回答数】
階段の上り下りがない:49
安全性の高い家の構造:21
部屋数が少ないので家族が集まりやすい:16
建築費用:10
その他:4
目次
上へ!下へ!もう無駄な動きはしたくない!
アンケートでは、「階段の上り下りがない」が1位に輝きました。
・階段があると、上り下りが大変。掃除が一度にしやすいので楽だと思う。(30代/女性/専業主婦)
・階段の上り下りがキツイ。平屋なら同じフロアのみの移動で可能だから。(50代/女性/自由業・フリーランス)
・移動する距離が少ないと、すぐに動ける気がして楽だと思います。(30代/男性/契約派遣社員)
・ずばり、階段の上り下りをしなくてもいいところだと思いますね・・・。(40代/女性/パートアルバイト)
・水平移動だけですべての部屋に行くことが出来るという点がメリットです。(50代/男性/無職)
半分近い方が移動の少なさを一番に挙げました。出かける直前になって「2階の窓は閉めたか」、「2階に忘れ物をした」とバタバタした経験を持つ方もいるのではないでしょうか。時間のない時に慌てると思わぬケガをする場合もあり、非常に危険ですよね。重たい掃除機を持って階段を上るのは大変な苦労でしょう。2階に辿りついた頃には掃除する意欲も失せてしまい本末転倒というケースも考えられます。
イイネ!どんな時でも強い家!そして笑顔が温かい!
アンケート2位の「安全性の高い家の構造」に続き、「部屋数が少ないので家族が集まりやすい」が3位にランクインしました。
・地震に強かったり、台風などの強い風の影響を受けにくいというイメージがあります。(20代/男性/自由業・フリーランス)
・2階建て以上の家に住んで怖いのは地震でつぶれることなので、平屋だとその心配がなく安全性が高いのが魅力です。(30代/女性/その他専門職)
・平屋だと昔ながらの作りの建物が多いので、作りがしっかりしている、部屋の間取りが広いところが魅力です。(30代/男性/契約派遣社員)
・部屋数が少ないので家族が集まりやすいなのではないかと思います。(50代/男性/会社員)
・2階に部屋があると分断された感じでコミュニケーションがとりにくい。(40代/女性/契約派遣社員)
地震大国と言われる日本だけあって、天災の被害を重視する意見が目立ちました。平屋は上階の負荷がなく、家が潰れにくい耐久性の高さが大きな特徴です。非難の際にも、家族全員がスムーズに避難できるのも安心ですよね。
また、一家団欒の大切さを支持する声も上がりました。個々のスケジュールがバラバラになりやすい現代だからこそ、自然と家族が集まる空間を作りたい…そんな意見にも頷けますよね。
家が狭く見える?目に見えるものばかり信じないでよ!
アンケートでもっとも高評価だったのが移動の少なさでした。高齢社会に突入した日本は老人の数も増加傾向にあります。今は若くてもいつかは訪れる老い。今から暮らしやすい家をデザインしておくのは早すぎることはないでしょう。段差の少ない家は誰にでも優しく、高い人気を集めている様子がうかがえます。
第2のメリットとしては安全性でした。「もしも」の不安を限りなく排除すると平屋に行きつくのかもしれません。他にも、家族が一室に寄って絆を深めるとの意見も、最下位とはいえ1割強の票が集まりました。
平屋は敢えて1階のみを選択したリッチな住宅といっても過言ではないでしょう。目に見えないメリットがこんなに得られるのですから。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年1月12日~2017年11月20日
■有効回答数:100サンプル

スマチエ編集部

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