どうしても建築費用をローコストに抑えたい!何から削る?
住宅を手に入れるときは、自分好みの家を建てることはもちろん、現在の家族のライフスタイルに合わせるだけでなく、将来の家族構成を見据える必要がでてきます。しかしそれ以上に一番気になるのは、建築費用じゃないでしょうか。建築費用をどれくらいに設定するかは大切な条件になるでしょう。仮に、建築予算をどうしても削減しなくてはいけない場合は何を妥協しますか?建築予算をローコストにするためにみんなはどこまで許せるか、男女100人のみなさんに意識調査を行いました。

【質問】
建築予算を抑える(ローコストにする)ために許せるのは?
【回答数】
床・壁などの仕様グレードを下げる:44
自由設計にせず、既成の間取りを選ぶ:22
キッチンやお風呂の仕様グレードを下げる:17
建築会社を変える:10
その他:7
目次
まさか意外な結果に!良し悪しが見えづらいモノが選ばれました。
アンケートの結果、「床・壁などの仕様グレードを下げる」と答えた人が半分近く占めました。
・床・壁のグレードによる違いがわかりづらいから。(30代/男性/会社員)
・床も壁も経年劣化が激しそうなので、いずれ替えればいいと思っています。(50代/女性/専業主婦)
・カーペットや絨毯を敷きたいので、床の素材にはこだわりがありません。(20代/女性/パートアルバイト)
・幼い子どもがいるので床材、壁材よりも間取りにこだわりたいです。(30代/女性/専業主婦)
もっとも多かった回答の「床・壁の仕様のグレードを下げる」理由は様々な理由がありました。まず、床と壁の良し悪しというのはわかりづらいという意見の方が多く見受けられました。また、それぞれの暮らしのスタイルやライフスタイルの違いによって、床と壁のグレードはあまり重要視されない傾向にあります。確かにこれらの材質の違いはわかりづらいことは多いですが、ハウスダウストの原因になったり、損傷が激しかったりと後々に住んでみて困らないためにも、事前の情報収集は必要といえるでしょう。
間取りの好みよりもコスト重視?
「自由設計にせず、既成の間取りを選ぶ」と答えた人が2番目に多い結果になりました。
・自由設計にあこがれはありますが、それでコストオーバーになってしまうなら、なくなく既成の間取りで我慢します。(30代/女性/専業主婦)
・できるだけコストを抑えたいので、あまり間取りの自由さは求めません。(50代/女性/専業主婦)
・多少間取りが不便でも、安い方が望ましいです。(20代/女性/パートアルバイト)
・自由設計は間取りの設定とかが難しそうだから、敬遠してしまいます。(30代/女性/専業主婦)
自由設計はライフスタイルにあった間取り設計ができますが、その分コストが高くついてしまうというイメージが強いようです。確かに今では新築と中古を含めれば様々な間取りの戸建てが市場にはありますので、そこまで自由設計にこだわる必要がないのかもしれません。
大きな買い物だからこそ、コストに惑わされるず正しい選定を!
アンケートの結果、「床・壁などの仕様グレードを下げる」と答えた人が最も多く、回答者の半数近いことがわかりました。自分のこだわりを含めるほど建築費用は大きく跳ね上がってしまうことから、少しでも安く家を建てるために価値や効果を感じづらいもののコストを圧縮したい気持ちがうかがえます。さらに2番目に多い回答である「自由設計にせず、既成の間取りを選ぶ」にもある通り、こだわりよりもまずはマイホームをもちたいという気持ちが優先している人も見受けられます。住宅は人生の中でも大きな買い物になりますし、長い付き合いになります。コストを抑えたい気持ちは十分に理解できますが、何十年もそこで暮らすということを踏まえて、見極めることも大事かもしれませんね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年1月12日~2017年11月20日
■有効回答数:100サンプル

スマチエ編集部

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