和モダンでかっこいい!土間リビングがある家の魅力とは?
注文住宅でかっこいい家を建てたい、という方に人気の和モダン。和モダンの家の中でも注目されている間取りの一つが「土間リビング」です。
今回は、土間リビングの魅力をご紹介します。
目次
そもそも「土間」とは?
土間とは、土足で歩ける空間のことを指します。三和土(たたき)とも呼ばれ、壁や天井があるため雨風をしのぐことができる部分で、元来床には漆喰(しっくい)や珪藻土、石のタイルなどが敷き詰められていました。
古い日本家屋では玄関からすぐに居住空間に入るのではなく、ある程度の広さの土間があります。土間は水洗いをしても乾きやすく、汚れを落とす作業などに心おきなく使うことができる場所。生活に使う道具や食材を保管したり、作業をしたりする場所としても活用され、炊事場としている家もありました。
また、土間は近所の人が気軽に顔を出せる場所で、人と人とのつながりが生まれやすくなる空間でもあります。
「土間リビング」の魅力
リビングに広い土間をつなげた間取りのことを「土間リビング」と呼びます。土間の利用法は自由で、家族それぞれの使い方ができます。
土間リビングの魅力を生かした使い方の例をご紹介します。
コミュニケーションの空間として
土間にテーブルや椅子を置けば、気兼ねのないカフェのような応接スペースになります。
土足で過ごせる土間は、家に訪問したり招いたりといったハードルが低くなり、ちょっとしたコミュニケーションがしやすくなります。
子どもがのびのび過ごせる空間として
土間は子育て世代にもおすすめです。子どもたちの遊び道具の中には、砂場道具やボールなど家の中に持ち込むには汚れが気になるものもあります。土間はお手入れがしやすいため、子どもたちが泥んこになって帰ってきても余裕をもってお迎えできるでしょう。
また、土間であれば、おやつタイムにも靴を脱がずに済みますね。雨の日の遊び場として活用することもできます。
趣味や収納スペースとして
土間は、趣味の空間としても活用できます。例えば、釣りや自転車、ガーデニングなどは、外で楽しむだけではなく、道具をお手入れしディスプレイするのも楽しみの一つです。
汚れが気になって自宅に持ち込むには気が引けるときも、土間であれば心置きなく持ち込むことができるでしょう。
ペットに優しい空間として
フローリングの床は滑りやすく、特に犬の足腰に負担がかかるといわれています。土間は滑りにくいため犬に優しく、夏も涼んで過ごせるため、ワンちゃんたちのお気に入りの場所になりそうです。
そのほか、土間を仕事場にしたり、リビングにしたりする方もいらっしゃいます。自分たちらしい暮らしや楽しさを、土間リビングで追求してみてはいかがでしょうか。
「土間リビング」を楽しもう!
メンテナンスもしやすく、多目的に楽しめる土間。土間リビングを快適に楽しむためには、設計の段階から検討しておきたいポイントがあります。
寒さ対策をしておく
土間リビングをつくるにあたり心配されるのが寒さです。土間は、土や基礎の上に設けるスペースのため、底冷えするのではと懸念される方もいらっしゃるかもしれません。
土間をリビングとして使うのであれば、床暖房や薪ストーブなどで家全体を暖められるようにしたり、日差しを室内に取り込む工夫をしたりしてすると良いでしょう。
また、土間と居室の間に二重ガラスの窓を設置すれば、居室の熱を逃さないようにできます。
家全体に合わせて床材を選ぶ
土間をつくる素材は、石やタイル、コンクリートなど幅広くあります。価格は素材によって大きく差が出ますが、どの素材を選んでも、水に強くお手入れがしやすいというメリットがあります。
しかし、価格だけを重視して素材を選んでしまうと、家全体の雰囲気を壊しかねません。和モダンのかっこいい家を手に入れるためには、家全体の雰囲気を壊さない素材や色選びが大切です。
おわりに
落ち着いた雰囲気と、現代のおしゃれさを共存させる和モダンの家。土間リビングは、魅力的でかっこいいだけでなく、趣味やくつろぎの場所としてフレキシブルに使えるなど、活用方法も無限大です。
ただし、寒さ対策や採光など設計段階からいくつか工夫が必要になります。自宅が完成してから後悔しないように、ハウスメーカーとしっかりと話し合いを重ねていきましょう。

スマチエ編集部

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