【目的別】折返し階段・螺旋階段など階段の種類を見てみよう!
インテリアの一部として楽しめる階段には、折返し階段や螺旋(らせん)階段など、多彩な形やデザインがあります。おしゃれで空間を上手に使った家づくりをするなら、階段の設計にもこだわりましょう。
今回は目的に応じた階段の種類や、踊り場の活用方法についてご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてください。
目次
目的に合わせて階段の種類を選ぼう!
階段の種類には以下のようなものがあります。
・折返し階段:U字型にぐるりと折り返す階段
・かね折れ階段:壁に沿ってL字型に折れ曲がる階段
・螺旋階段:回転しながら上階に上る階段
・直階段:まっすぐでシンプルな形の階段
スキップフロアや踊り場を活用するなら「折返し階段」や「かね折れ階段」、動きのあるエレガントなスタイルにするなら「螺旋階段」、できる限り上り下りの負担を減らしたいなら「直階段」など、目的に合わせて階段の種類を選びましょう。
種類を選んだ上で、階段の下が収納やトイレなどになっている「箱型階段」や、階段下に空間がある「オープン階段」などのデザインも選択できます。
折返し階段などの踊り場を有効活用しよう!
階段の途中にあるスペース「踊り場」の活用方法をご紹介します。
安全面でもあると便利な踊り場
もともと踊り場は、階段の上から下まで一気に落下するのを防ぐために作られたと言われています。小さな子どもやお年寄りがいる家庭では、安全面からもぜひ踊り場のある階段を取り入れてみましょう。
踊り場の活用方法
踊り場を活用するアイデアをご紹介します。
踊り場に窓をとる
太陽光が入りにくい家では、踊り場の壁を窓にすることで明るくできます。さらにベランダやデッキを設ければ、植物を育てたり洗濯物を干したりするスペースとして活用できます。
ワークスペースや書斎
本棚やデスク、椅子を置けば、ちょっとしたワークスペースとして活用できます。書斎を諦めていたパパさんにもおすすめです。
目が届きやすいキッズスペース
踊り場にあるキッズスペースなら、1階2階どちらからも子どもの様子を見守れます。その場合、階段から落ちないような工夫をしましょう。
インテリアを楽しむ空間
壁に飾り棚を取り付けたり、踊り場だけ壁紙の色を変えたりして、インテリアを楽しむ空間として利用するのもおすすめです。
休憩スペース
小さな子どもやお年寄りは、階段を一気に上り切るのが辛く感じることもあります。踊り場にベンチを設けて休憩スペースとして活用しましょう。
収納スペース
クローゼットを取り付ければ収納スペースとしても利用できます。踊り場は1階と2階の間に位置するため、どちらの階でも利用するものを収納しておくと運びやすく便利です。
省スペースでつくるなら螺旋階段などがおすすめ!
階段をできる限りコンパクトにつくりたい方におすすめの階段をご紹介します。
意外と省スペースな「螺旋階段」
ぐるっと回転しながら上る螺旋階段は、実は他の階段より省スペースで済むケースが多く見られます。螺旋階段はステップの下が空洞になるため、部屋全体が明るく広く感じられ、曲線を描くデザインがお部屋にリズムをもたらす効果もあります。
シンプルな「直階段」
上階までまっすぐ続く、最もシンプルな構造の階段です。最近では壁にステップを取り付ける方法も人気があり、このタイプならさらに省スペースで解放感を損なわずに設置できます。角度を急にすればその分スペースが削減されますが、子どもやお年寄りには上りづらくなるので注意しましょう。
おわりに
設計が後回しになりがちな階段ですが、家全体の雰囲気や暮らしやすさを大きく左右する部分です。上手に階段を設計すれば、収納力や使えるスペースも広がります。住む人や家のデザイン、間取りなどを念頭において、自分の家にぴったりな階段を設計しましょう。

スマチエ編集部

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