かっこいい・かわいい子供 部屋を作ろう!収納などお役立ちアイデア5選
「かっこいい・かわいい子供部屋がほしい!」そんな子供たちの声をきっかけに、マイホームを検討する方が少なくありません。リビングや夫婦の寝室と違い、子供部屋は子供自身の希望や意見を聞きつつ実用性も確保しなければならないため、頭を悩ませてしまう場所でもあります。
そこで今回は、子供も親も大満足の子供部屋を作るアイデアをご紹介します。家族が長く一緒に生活するマイホーム。ぜひ家族みんなで子供部屋作りを楽しみましょう!
目次
かっこいい子供部屋を作ろう!
それでは、男女別に子供部屋作りのポイントを見ていきましょう。
まず、男の子ならではの「かっこよくてワクワクする子供部屋」作りのポイントをご紹介します。
テーマを決める
小学校へ入学する頃になると、スポーツや乗り物など、子供の好きなもの・興味があるものが定まってきます。この「好きなもの」をテーマにした子供部屋作りはいかがでしょうか。
例えば、サッカーファンの男の子なら、芝生をイメージしたグリーンのマットを床に敷いてインテリアに好きなチームカラーを取り入れる。飛行機が好きな子なら、空をイメージした壁紙にする。読書が趣味なら、壁に作り付けの本棚を設置して私設図書館のようにするなど、その子の好きなものからテーマを決めるとコーディネートしやすくなります。
落ち着いたベーシックな色を基調にする
子供が幼い頃は明るくポップな色合いが人気ですが、成長とともに少し気恥ずかしく感じるかもしれません。成長後も違和感なく使えるよう、壁や床、大きな家具などインテリアの要となる部分には落ち着いたベーシックな色がおすすめです。
遊びのスペースを広めに確保する
電車やブロックなどのおもちゃを広げて遊ぶことが多いため、家具はできるだけコンパクトなものを選び、ゆったりと遊べるスペースを確保しましょう。
コレクションスペースがあると便利
おもちゃの電車やミニカーなど、こまごましたものを集めるのが好きな男の子も多いですよね。小さなおもちゃは散らかりやすいため、「見せる収納」がおすすめです。
例えば、作り付けの棚を設けてコレクションスペースにすると、おもちゃを楽しく片付けることができ、空間も有効活用できるためおすすめです。
秘密基地は親子に大人気!
男の子にとって「秘密基地」は憧れのスペースです。お父さんにとっても心躍る言葉ではないでしょうか。ロフトベッドやティピーテントなど、秘密基地的なプライベートスペースを取り入れてもいいですね。
※「ティピーテント」とは円すい型のテントで「インディアンテント」とも呼ばれます。
かわいい子供部屋にするには?
続いて、女の子に人気の「かわいくてステキな子供部屋」作りのポイントをご紹介します。
テーマカラーを決める
女の子向けの家具や小物は、パステル調やポップでカラフルなものが多く、あれもこれもと好きなだけ詰め込むと、部屋に統一感がなくごちゃごちゃした印象になってしまいます。
まずは子供の好きな色をテーマカラーに決め、その色を基準にコーディネートするとステキなお部屋になります。
色調を統一する
テーマカラーが決まったら、色調もそろえるとおしゃれです。例えば柔らかなパステルカラー、大人っぽいダスティカラー、明るく元気なビタミンカラーなど、同じ色にもさまざまな色調があります。
「ごっこ遊び」のスペースを確保する
おままごとなどの「ごっこ遊び」は女の子に根強い人気を誇っています。おままごと道具やドールハウスを広げられるよう、なるべくスペース確保したいものです。
インテリアにもこだわりたい!
女の子はインテリア、中でも家具にこだわりを持つ子が少なくありません。特にベッドは、お気に入りのぬいぐるみを並べたり、周りに写真やイラストを飾ったりと、自分の世界観を反映する子が多いようです。
お姫様のような天蓋(てんがい)付きベッドとまではいかなくても、かわいいフレームのベッドを選んだり、お気に入り布団カバーを使用したりと、心地よく眠れるベッドを用意してあげましょう。
クローゼットは「たっぷり」がおすすめ
おしゃれが大好きな女の子。たくさんの洋服を見やすく収納できるよう、クローゼットなど洋服の収納スペースは広めに作るとよいでしょう。
あるとうれしいドレッサー
お姫様のようなかわいいドレッサーは女の子の憧れです。ドレッサーがあれば自室で身だしなみを整えられるため、洗面所の混雑を防ぐことができます。また、将来的にはメイク道具の収納スペースとしても活用できますので、おすすめです。
子供部屋「お役立ちアイデア」5選
子供部屋をもっと快適で楽しい空間にする「お役立ちアイデア」を五つご紹介します。
1.収納をたっぷり用意する
おもちゃや勉強道具、洋服など、子供の生活用品はたくさんあるため、油断するとすぐ散らかってしまいます。子供部屋をきれいに保つには、収納をたっぷり用意することがポイントです。
しかし、子供部屋の面積が狭い場合、タンスやクローゼットなどの置き場所がないことも考えられます。そのようなときは、ベッド下収納や壁面収納など、空間を利用した収納を検討してみてください。
また、子供部屋に収納スペースを確保するのが難しい場合は、家族で共有する「ファミリークローゼット」を別に用意してもいいでしょう。
子供たちにとって片付けやすい収納があれば、整理整頓の習慣が自然と身に付きます。
2.遊べる「壁」を用意
壁は収納の他にも「遊び場」として活用することもできます。
黒板やホワイトボードを壁にかけて、好きなだけ落書きができるようにすると子供たちの想像力が開花するかもしれません。黒板は壁掛けタイプの他に、簡単に貼って剝がせるシートタイプもありますので、ご家庭に合ったものを選んでください。
また、壁にボルダリングを設置するのもおすすめです。雨の日でも身体を動かして遊べますので、特に活発なお子さんが喜ぶでしょう。
3.壁や床、家具の色を明るくする
家の間取りによっては、日当たりのよい場所に子供部屋を設けられないケースもあります。そのようなときは壁や床、家具の色を明るい色にしてみましょう。
壁の色が変わるだけでもパッと明るい印象になりますし、子供部屋を広く見せる効果もあります。
4.マットを敷いて傷、汚れ、騒音を防止
おもちゃを落としたりぶつけたり、お菓子や飲み物をこぼしたりと子供部屋の床は傷や汚れがつきもの。
子供がある程度成長するまでは、ラグやマットを敷いて床を保護しましょう。階下に騒音が響くのを防ぐ効果もあります。
5.遊び心のあるルームライトを取り入れる
部屋の中央に位置するルームライト(照明)は、子供部屋全体の雰囲気を大きく左右します。最近は、デザイン性が高いルームライトを多く見かけるようになりました。
勉強や読書に必要な明るさは確保した上で、UFO・サッカーボール・花の形・シャンデリア風など、遊び心のあるおしゃれなモチーフのルームライトを取り入れてもいいですね。
まだある「かっこいい・かわいい子供部屋」のヒント
かっこいい・かわいい子供部屋のための「設計段階のヒント」をご紹介します。
子供部屋の「場所」
家のどの場所に、どのような子供部屋を作りたいかをイメージしてみましょう。
一階の庭に面した場所
ご家庭にもよりますが、子供部屋は二階・三階に用意されるケースが多いです。しかし、一階の庭に面した場所に設けるのもおすすめです。
庭に面した場所なら採光も容易で、庭と部屋を行ったり来たりして遊ぶことができ、広々とした開放感が得られるでしょう。
二階にベランダ付きで設ける
庭に面した場所に子供部屋を設けるのが難しいときは、広いベランダに隣接する場所も候補の一つです。ベランダで朝顔など植物を育てたり、小さいうちはビニールプールで遊んだりすることもできます。
ベランダを遊びスペースにする際は、転落防止策を忘れずに。塀を高く設計し、塀の近くに踏み台になるようなものは置かないようにしましょう。
リビングの隣
子供が小さいうちはまだまだ家族と一緒にいたい時期です。リビングの隣に子供部屋があれば、子供も大人も安心して過ごすことができ、コミュニケーションがとりやすくなります。
最初からリビングの横に部屋を用意するのではなく、リビングを広めにして片隅を子供用のスペースにしておき、後からリビングの一部を仕切って子供部屋にしてもいいでしょう。
子供の独立後は仕切りを撤去して、再びリビングとして使えるメリットがあります。
家族とコミュニケーションをとれる場所
子供が成長し思春期に差し掛かると、親子のコミュニケーションがとりづらくなるかもしれません。
玄関から子供部屋に行くまでに、リビングや両親の部屋の前を通る位置にしてはいかがでしょうか。親子が互いの気配を感じ、家族間で毎日コミュニケーションがとれる場所がおすすめです。
子供部屋の「広さ・間取り」
子供部屋の広さや間取りは、子供の人数やどのように部屋を使うかを基準に考えて決めましょう。
広さは6畳程度がおすすめ
勉強机やベッドなど子供部屋の家具は大きものが多いため、一人あたり6畳程度あると安心です。
どうしてもスペースを確保できない場合は、小さめの家具を選んだり、学習机は置かずにリビング学習を取り入れたりといった工夫をしましょう。
シンプルな構造にする
子供部屋は、シンプルで家具を配置しやすい形がおすすめです。そうすれば模様替えをするときや、子供の独立後に他の用途で使う場合も簡単に部屋をチェンジすることができて便利です。
ロフトを設ける
空間を有効活用できる「ロフト」もおすすめです。ベッドを置いて寝る場所としても、使わなくなったおもちゃ、シーズンオフの衣類などの収納にも適しています。子供部屋を広くできない間取りの場合、特に検討の価値があります。
将来的に子供部屋を分割することを考える
兄妹や姉弟など異性のきょうだいはもちろん、同性のきょうだいの場合も、幼いうちは広い部屋で一緒に遊んでいても、大きくなると「自分の部屋がほしい」と言い出すでしょう。
二部屋以上に分割してもよいように、コンセントやクローゼット、エアコンの配管や扉は、将来の部屋数だけ最初から配置しておくことをおすすめします。
部屋を分けるには、以下のような方法があります。
・壁を作る
最も一般的な方法で、防音性が高くしっかりプライバシーを確保できます。
・収納で分ける
収納家具を壁として代用することで、プライバシーを確保しつつ収納スペースを確保することができます。壁のようにしっかり作り付ける方法と、可動式の棚を設置する方法があります。
・ブラインド・カーテンで分ける
間取りにもよりますが簡易に設置できて手軽な方法です。しかし、遮光・防音などのプライバシー確保の面ではあまり期待できないかもしれません。
・可動式間仕切りで分ける
引き戸など可動式間仕切りを用意してもいいでしょう。
このように部屋を分ける方法はいくつかあります。今は一人っ子でもいずれ家族が増える可能性があるならば、部屋を分けられるよう設計しておくと安心です。
知っておくと便利なアイデア
子供部屋の位置や広さ・間取りの他にも知っておくと便利なアイデアがあります。ぜひ参考にしてください。
コンセントは余裕をもって配置する
デスクライトやゲーム、スマートフォンの充電、オーディオ機器など、子供部屋には意外とたくさんのコンセントが必要です。ベッドサイドやデスク横などの電源をよく使う場所の他、将来的にテレビやオーディオを置くかもしれない場所にもコンセントを用意しておきましょう。
出窓を作る
外に張り出した出窓にすれば、その部分を飾り棚や収納として活用できます。便利なだけでなく、見た目もおしゃれで特に女の子に人気です。
棚は扉付きにする
部屋に作り付けの棚を設ける場合、できるだけ扉を付けることをおすすめします。
扉があることで、多少乱雑にものを収納しても見た目はすっきりとして、部屋が雑然とした印象になるのを防ぐことができます。
おわりに
かっこいい・かわいい子供部屋を作るためのお役立ちアイデアをご紹介しました。子供はどんどん成長していくため、将来まで見据えた部屋作りが大切です。その上で、子供が独立して夫婦二人きりになったとき、子供部屋をどうするかも考えておくといいでしょう。
マイホームは人生の大きな買い物の一つです。将来を見据えた設計をするには、経験豊富なハウスメーカーが頼りになります。ぜひ気軽に相談してみてください。

スマチエ編集部

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