2020.01.28間取り・デザイン

アイランドキッチンのメリットとデメリットは?キッチン動線の考え方

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アイランドキッチン

注文住宅を建てる時や、リフォーム・リノベーションをするとき、まず思いつくのがキッチンだという方も多いでしょう。

広くて使いやすいおしゃれなキッチンにしたい……という方におすすめしたいのが、アイランドキッチンです。アイランド型のキッチンは家の雰囲気を引き立ててくれますし、家族間でのコミュニケーションが取りやすいため、人気があります。

本記事では、アイランドキッチンを導入する前に知っておきたいメリット・デメリット、さらにデメリットの解決法やキッチン動線のポイントまでご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

アイランドキッチンとは?

シンクが壁から離れ、独立して配置されていることから、まるで離島のように見えるため、アイランド(=島)キッチンと呼ばれています。

アイランドキッチンは、対面式と呼ばれ、ダイニングやリビングと向かい合うような形になっています。シンク周りにスペースがあるため、開放感があり、両サイドからの出入りもしやすく、多人数で料理することにも向いています。

アイランドキッチンの人気の理由

アイランドキッチンの人気の理由は、キッチン周りにゆったりとした自由な空間ができ、見た目もおしゃれであることが挙げられます。リビング、ダイニングとキッチンをさえぎる壁がないため、キッチン自体の機能性だけでなく、部屋に溶け込む一体感や高級感も意識しておくことが大切です。

機能性を考えたレイアウトで装飾や質感を統一すると、一体感のあるカスタマイズができます。マイホームの主役にもなるオリジナリティーあふれるキッチンを……この自由度の高さとワクワク感も、アイランドキッチンの魅力ではないでしょうか。

アイランドキッチンのメリット・デメリット

人気のあるアイランドキッチンですが、導入後に後悔しないように、メリット・デメリット、両方を理解しておくことも大切です。

アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンのメリット

photo by YAMADAHOMES

アイランドキッチンを導入することのメリットとして、5つが挙げられます。

開放感がある

アイランドキッチンは対面型で、壁もなければ仕切りもありません。視界をさえぎるものがないため、広い視野の中で家事や料理ができるのは、アイランドキッチンの最大の魅力といえるでしょう。

コミュニケーションが取りやすい

アイランド型のキッチンはリビング全体が見渡せるため、子どもと会話したり、テレビを見たりしながら料理ができます。

独立型のキッチンだと、料理の時間は孤立しやすいですが、アイランドキッチンなら、子どもにも目が届きやすく、リビングでくつろぐ家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。

複数人で料理がしやすい

複数人で一緒に料理がしやすいこともメリットとして挙げられます。左右に空間があるため、作業動線や立ち位置を確保しやすく、人数が多くても使いやすい形をしています。家族や友人と、みんなで会話を楽しみながら料理することができるのも魅力です。

自由な空間設計ができる

アイランドキッチンは、自分の家に合ったレイアウトをデザインしやすいというメリットがあります。

向かい側にカウンターを設置することで、バーのような雰囲気を演出したり、ダイニングテーブルをセットにすることで、家族とのコミュニケーションを身近にしたり、使い方はさまざま。自分ならではのスペースの使い方やアレンジができるところもまた、アイランドキッチンの魅力です。

アイランドキッチンのデメリット

アイランドキッチンのデメリットメリットの多いアイランドキッチンですが、デメリットもあります。対策を取るためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。

広いスペースの確保

広々とした空間が魅力のアイランドキッチンですが、従来の独立型のキッチンと比べると、広めのスペースを確保する必要があります。そのため、狭い空間に無理やりアイランドキッチンを設置してしまうと、圧迫感を感じてしまうこともあるため注意しましょう。

キッチンが丸見えになりやすい

開放感があるアイランドキッチンは、周りから見えやすいというデメリットがあります。

生活感や汚れが見えやすいので、日頃から整理整頓をしたり、見せる収納を実践したり、きれいに保つことが大切です。

臭いが広がりやすい

キッチンとリビングが一体になっているため、料理中の臭いが広がりやすいのも、アイランドキッチンのデメリットです。

また、煙も広がりやすいので、油を使った場合に油分を含んだ煙「油煙」が広がってしまい、家具や床・壁などに臭いが移ってしまうこともあります。

収納スペースが少ない

アイランドキッチンは壁から独立しているため、壁収納が設置しにくく、収納スペースの確保が難しい傾向にあります。キッチンの性能やデザインも大切ですが、同時に収納スペースを確保するための床下収納や背面収納など、収納を工夫することが重要になります。

アイランドキッチンのデメリット解決方法

アイランドキッチンのデメリットは、工夫次第で解決することができます。ここでは、デメリットの解決方法をご紹介します!ぜひ参考にしてください。

換気システムの確保

他の生活空間をきれいに維持するために、臭いの防止を考えましょう。高性能の換気システムを設置する、換気しやすい間取りにする、換気口まで煙が届きやすいガスコンロを利用するなどの対策で臭いは軽減できます。

水や油などの汚れ対策

水や油の飛沫には、油はねガードなどを設置することで汚れ対策ができます。目隠しとして使うこともできますし、ガードも装飾品として考えることで、レイアウトの幅が広がります。

収納スペースの確保

アイランドキッチン自体に大容量の引き出しを設置し、収納スペースを確保するのもおすすめです。それでも足りないようでしたら、上部収納や床下収納、大型の背面収納などの設置も検討しましょう。

キッチン動線のポイントについて

キッチン動線のポイントについて動線とは、名前の通り、調理中に動く範囲を線で結んだものをいいます。

動線が長いと作業しにくいキッチンになってしまい、不便に感じることがあります。より便利で満足のいくキッチンにするためにも、キッチン動線は非常に重要です。

キッチン動線を考えるポイントとしてまず挙げられるのは、調理のしやすさです。配膳や片付けが楽にできる配置になっているかを意識しましょう。

キッチンや家電、食器棚が遠すぎる場合、調理中に手を止めることが多くなり、作業効率が悪くなってしまいます。

また、キッチン動線のシミュレーション範囲を広げて、他の家事や家族との兼ね合いも意識しましょう。キッチンでの作業と並行して他の家事が行えるのか、通路を妨げないか、家族が生活しにくい形になっていないか、生活動線を意識することも忘れないようにするとより使い勝手がよくなります。

おわりに

アイランドキッチンは存在感があり、「食」を主体にした生活にうまく当てはまるキッチンといえるでしょう。

家族や友人とのコミュニケーションの場としても重宝しますし、何より見た目が一気におしゃれになります。設置する際には、デメリットの対策を十分検討しカバーすることで、快適に使うことができます。

自由度の高いアイランドキッチン。ぜひ自分の理想に合った快適なキッチンの工夫をしてみてください。

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スマチエ編集部

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