2021.02.02アンケートコラム

子供部屋は何歳から用意する?レイアウトや仕切り・収納のポイントとは

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子供部屋は何歳から必要?

お子さんのいらっしゃるご家庭が、引越しや家の新築を検討するきっかけの多くは、「そろそろ子供部屋が欲しいのでは?」と考え始めるタイミングだと言われています。そこで気になるのが、「子供部屋は何歳ごろから用意すればいいの?」という点です。

今回、小学生のお子さんがいらっしゃるご両親に「子供部屋デビューの時期」についてアンケートを行いました。子供部屋を検討したタイミングやメリット・デメリット、子供部屋づくりのポイントについてもご紹介します。

アンケートから見る子供部屋デビューの時期

子供部屋の「きっかけ」最多は小学校入学

子供部屋のアンケート結果

小学生のお子さんがいらっしゃるパパ・ママ113名に「子供部屋を与えているか」についてお聞きしました。その結果84名(74.3%)が「与えている」との回答で、さらに子供部屋を与えた時期については、小学1~2年生が36名(42.9%)と最多でした。そのうち小1と回答した方は29名だったため、小学校入学が子供部屋デビューのきっかけになっていると考えられます。

子供部屋を与えていない方にも聞きました「今後の予定は?」

「子供部屋を与えていない」と回答した29名に、「今後の予定」についてお聞きしました。今後子供部屋を与えるタイミングとしては、小学3~4年生が6名(20.7%)、小学5~6年生が9名(31.0%)、中学生が8名(27.6%)となり、与える予定がない方も4名(13.8%)いらっしゃいました。ある程度一人で勉強できるようになってからという方や、子供部屋以外での学習を検討している方も多いと言えるでしょう。

 

また、現在子供部屋を与えていない方でも、半数は小学生のうちに子供部屋を検討していることが分かります。子供部屋デビューのタイミングは「子供が欲しがるとき」(40代/男性/会社員)という意見や、「低学年のうちはリビング学習で」と考える方も増えてきています。

 

子供部屋の在り方・考え方は家庭によって異なりますが、子供部屋デビューは小学校の間にと考えるご家庭が多いという結果でした。しかし、「これが正解」というものではありませんので、お子さんの性格やご家庭の方針によってデビューの最適なタイミングを考えたいものですね。

 

では、そもそも子供部屋を設けるにあたって、どんなことを考慮しておくと良いのでしょうか。メリット・デメリットについてや間取りのポイントをご紹介しますので、是非参考にして下さい。

子供部屋のメリット・デメリット

子供部屋のメリット

子供部屋のメリットとして思い浮かぶのは、「自立心が育つこと」と「管理能力を育めること」ではないでしょうか。子供が小さいうちは、親が持ち物などを管理するでしょう。しかし子供部屋を与えることで、自分で管理するようになる上、子供自身がどこにしまうかなどを考えるようになるので、整理整頓の習慣を身につけることができます。

 

アンケートの結果からも、子供部屋を与えて良かったポイントとして挙げられたのは、「子どもの自立心が育つ」(49.6%)が最多で、続いて「整理整頓(片付け)の習慣が身につく」(41.6%)でした。

 

また、友だちを遊びに呼びやすいという意見も23.0%ありました。

子供部屋のデメリット

子供部屋のデメリットは、「目が行き届かないこと」です。子供部屋はプライバシーが守られるものの、子供が部屋で何をしているのか把握しにくくなります。そのため、部屋の整理整頓ができず、忘れ物や失くし物が増えてしまうことも考えられます。

アンケートの結果からも、子供部屋を与えたことによる後悔やデメリットについて「親の目が行き届かない(子どもの様子が分かりにくい)」(48.7%)という回答が最多でした。

 

他にも、「子ども部屋の掃除に親のフォローが必要」(37.2%)、「子どもが寂しがる」(19.5%)、「親子のふれあい・会話が減った」(10.6%)という回答がありました。

 

親にとっては、子供の自立心を育てたいという思いと、目が行き届かないことが心配という思いの両方があり、判断が難しいかもしれません。しかし、親の手を離れて失敗するということも自立するためには必要な経験です。事前に掃除やゲーム時間などのルールを設けたり、密にコミュニケーションが取れる工夫をしたりなど、デメリットを回避する仕組みを考えておくとよいでしょう。

 

アンケートでは、子供部屋を用意したものの「ほとんどリビングにいる」(30代/男性/会社員)、「あまり使わない」(40代/男性/公務員)という回答もありました。子どもが必要とするまでは、子供部屋のスペースを両親の趣味部屋やワークスペースとして活用するのも良いのではないでしょうか。

また、「デメリットはない」という回答も17.7%ありました。

子供部屋に関する基本的な考え方・ポイント

目的を整理する

子供部屋を作る際は、目的を明確にしましょう。子供部屋をどのように使うのか、例えば、勉強や就寝のために用意するのか、就寝のみを目的とするのかを子供と一緒に考えるといいでしょう。

家族との接点を意識する

子供が帰宅しても、家族と一言も交わさずに自分の部屋に直行……ということを防ぐために、子供部屋はできるだけリビング・ダイニングを経由して入室できるような動線を考えると良いでしょう。

子供は成長とともに多くの要因から様々なストレスを感じるようになります。子供のサインを見逃さないためにも、家族との接点をできるだけ多くもつことのできる環境づくりが大切です。

子供が巣立ったあとのことも考える

子供が大学進学や就職で家から巣立つと、子供部屋は子供部屋としての役割を終えます。そのため、子供部屋は物置として使われたり、空き部屋になっていることがほとんどです。

しかし、せっかく作った部屋を使わないのはもったいないですね。子供が巣立った後は、子供部屋をゲストルームや両親の趣味部屋、テレワークスペースとして使うこともできます。家を建てる際は、子供が巣立ったあとのことも考えて計画することをおすすめします。

子供部屋のレイアウト(間取り)のポイント

子供部屋に必要な広さとは

子供部屋に置く必要な家具と言えば、勉強机・シングルベッド・収納棚が挙げられます。クローゼットの設置が可能であれば収納量を確保できるので、4.5帖の広さがあれば勉強机とベッドを置いても充分に個室として機能します。

子供部屋の位置

夫婦の寝室の近くなど静かな場所が良いでしょう。ある程度成長したとき、勉強に集中できる環境となる位置を検討することをおすすめします。また、間取りの向きは北側を選ぶと良いでしょう。北向き窓から入る光は、直射日光ではない安定した光量なので、集中して勉強するのに適した採光であると言われています。

子供部屋のレイアウト(間取り)の事例

将来仕切ることを想定した間取り

将来仕切ることを想定した間取り

photo by YAMADAHOMES

兄弟姉妹がいる場合、小学生のうちは10帖程度の広めの空間を共通部屋として設け、個室が必要な年齢を迎えた時に間仕切る方法もあります。

間仕切り方法はいくつかあります。カーテンやパーテーション、ロールスクリーンは、スペースを必要とせず簡単に仕切ることができます。仕切りが必要ないときには、すぐに取り外すことができるため、子供部屋が不要になったときも使いやすいのがメリットです。ただし、完全なプライバシーを守ることができないというデメリットもあります。

可動式収納でも子供部屋を仕切ることができます。ロックを外すことで簡単に移動できる可動式収納は、コンパクトなサイズから背の高い大容量の物まで、さまざまタイプがあるため、どの程度の仕切りが必要かよく検討して選びましょう。

工事が必要になりますが、壁を増築するのも1つの手段です。ただし、壁で仕切る場合は複数ドアが必要になるため、将来を想定した設計を検討しましょう。

ロフトで天井スペースを活用

 ロフトで天井スペースを活用

photo by YAMADAHOMES

子供部屋にロフトを作ることで、ロフト部分におもちゃや洋服などの収納が可能になります。土地形状などの都合で、居室空間を大きく取れない場合でも、天井スペースを有効活用できる間取りです。

小屋裏を子供部屋に活用

小屋裏を子供部屋に活用

photo by YAMADAHOMES

小屋裏を子供部屋に利用するのもおすすめです。小屋裏は秘密基地のような、子供がわくわくするような空間を作ることができます。小屋裏を作ることで、将来子供が巣立った後も物置部屋として利用できるため、利便性の高いスペースです。

子供部屋の収納のポイント

余裕を持った収納を用意する

子供部屋は、洋服やおもちゃが散らかりがちになります。特に大きくなると服のサイズも大きくなり、かさばることが考えられます。そのため、収納は余裕を持って用意しておくと安心です。

子供部屋にクローゼットの設置が難しい場合は、ベッドの下や壁面などを利用して収納スペースを作る、衣類は家族全員分をまとめて収納できるファミリークローゼットにしまうなど工夫することをおすすめします。

見せる収納

見せる収納

photo by YAMADAHOMES

引き出しを開けての出し入れは、子供が面倒に感じてしまい、片付けの習慣がなかなか身に付きません。その点、オープンな収納は片付けやすく、また自分の持ち物が一目で分かるため、子供の管理能力が高まるというメリットもあります。

収納場所は1~2箇所にまとめる

収納場所は、1~2箇所に限定することをおすすめします。片付ける場所がいくつもあり離れていたりすると、何をどこにしまったのか分からなくなり子供が混乱する原因になります。なるべくまとまった場所で限定させると、片付けがはかどります。

 

成長に対応できる収納を選ぶ

子供が成長すると収納量が不足し、さらなる収納や高めの収納棚が必要になってきます。積み重ねられる収納ボックスや必要に応じてパーツを増やせる収納棚にすることで、子供の成長に応じた収納を作ることができます。

 

子供部屋の収納についてはこちらの記事でも紹介しています。
「かっこいい・かわいい子供 部屋を作ろう!収納などお役立ちアイデア5選」

おわりに

子供部屋は必要ないと思っていても、子供が成長してから欲しがることも考えられます。

家を建てる際には、いずれ子供部屋や子供専用のスペースを必要とする可能性も考えた設計をしましょう。

屋根裏部屋やロフトを活用して子供部屋を作る方法もあります。

ロフトを利用した子供部屋の実例は、こちらから確認できます。

ロフト+平屋=2階建感覚 意見の違いも技ありプランで解決!

 

広い部屋を分割して個室にしたり、リビングの一角を仕切ったりするなど、子供部屋には様々な設計方法があるので、ぜひ一度ヤマダホームズへご相談ください。

■調査地域:全国
■調査対象:小学生の父母(20~40代の男女)
■調査期間:2019年06月17日~2019年06月19日
■有効回答数:113サンプル

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スマチエ編集部

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