2019.04.08家づくり

二世帯住宅「間取りの失敗例」から学ぼう!トラブルを回避するコツ

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二世帯住宅「間取りの失敗例」
二世帯住宅は親の体調を気遣ったり、孫の育児を手伝ってもらったりと、お互いを見守ることができるという良さがあります。しかし、実際に二世帯住宅での暮らしが始まると「こんなはずでは……」と後悔する声も聞かれます。
今回は、二世帯住宅の「間取りの失敗例」からトラブルを回避するコツをご紹介します。

二世帯住宅の間取りは3パターン

二世帯住宅の間取り二世帯住宅の間取りは、大きく分けて「完全同居型」「部分共有型」「完全別居型」の三つがあります。

完全同居型

寝室以外、玄関、キッチン、お風呂やトイレなど家の中のほぼ全ての設備を共有します。「昔ながらの同居スタイル」ということができるでしょう。

部分共有型

家の中で一部を共有するタイプの二世帯住宅です。例えば、キッチンやトイレは別で、玄関や浴室は共有するなど、希望に合わせて設計することができます。それぞれのプライバシーをある程度確保しつつ、二世帯で顔を合わせる機会をつくることも可能です。

完全別居型

建物は一棟でも、玄関、キッチン、水回りなど全て世帯別に設けるタイプです。同じ屋根の下ではありますが、「世帯別の暮らし」という印象が強くなります。つかず離れず暮らしたい方におすすめです。

二世帯住宅「間取りの失敗例」&トラブル回避法

トラブル回避法それでは、二世帯住宅に住む人たちが「失敗した!」と思う間取りと、どうすればトラブルを回避できるのかを見ていきましょう。

玄関の失敗例&トラブル回避法

玄関は、家に出入りする際に必ず通る場所です。家の中を世帯別に分けていても玄関を共有していれば、何かと顔を合わせる機会が多くなります。

失敗例

  • 玄関先での話し声が響いて気になる。
  • 残業などで帰宅が遅くなったとき、親世帯を起こさないよう気を使う。
  • 出掛けるたびに行き先を聞かれるのが煩わしい。
  • 自分の友達を呼びづらい。
  • アウトドア用品なども玄関で保管したいが、遠慮してしまう。

トラブルを回避するには?

  • あらかじめ「外出や来客にはお互いに干渉しない」などルールを決める。
  • 玄関の収納スペースを十分に確保し、世帯ごとのスペースを分ける。

玄関は家族みんなが使うため、特に生活時間帯が異なる場合にトラブルが起こりやすいといえます。あらかじめお互いが納得するルールを決めておくことが、円満な二世帯同居のカギといえるでしょう。

浴室の失敗例

浴室を共有にすると、広々としたバスルームができるというメリットがあります。しかし、浴室もまたトラブルが起こりやすい場所の一つです。

失敗例

  • 入浴する順番に気を使う。
  • ゆっくりと入浴することができない。
  • 夜遅くなると風呂の水音が気になる。
  • (脱衣所と洗面所が一緒の場合)他の人の入浴中、洗面所を使えない。

トラブルを回避するには?

  • 入浴する時間帯や順番を決めておく。
  • 浴室の他にシャワールームを設ける。
  • 脱衣所とはつながらない場所に、予備の洗面所をつくる。

二世帯同居を始めたときは大人と一緒に入浴していたお子さんも、成長すれば一人で入るようになります。家族の人数にもよりますが、浴室が一つでは不便になる恐れもあるため、ご紹介したようにシャワールームを設けるなど「先を見越した間取り」を検討することをおすすめします。

トイレ・洗面所の失敗例

トイレ・洗面所も何かと不満が生じやすい場所といえます。トイレ・洗面所を二世帯共有にすることで、次のような失敗の恐れがあります。

失敗例

  • (特に朝)出勤や通学など準備時間が重なると混む。
  • (親世帯)トイレが二階、生活スペースが一階と分かれているため不便。
  • お互いの使い方が気になる(便座の上げ下げなど)。

トラブルを回避するには?

  • 可能ならば生活時間をずらし、混雑を避ける。
  • 洗面所以外でもできることは別の場所で行う(メイクなど)。
  • 使い方のルールを決める。

やはり二世帯住宅なら混雑することを考えて、トイレ・洗面所は二つ設けたほうがよさそうです。また、将来的なことを考えると、高齢の方でも使いやすいトイレ・洗面所と、子世帯用のトイレ・洗面所があったほうが望ましいといえます。

キッチンの失敗例

食事の準備から後片付けまで長い時間を過ごすことになるキッチン。キッチンは「主婦の城」という言葉もあるほど、人によっては思い入れの強いスポットです。使う人が複数いる場合、トラブルが起こりやすくなります。

失敗例

  • 親世代と子世代で使用する食材が違うため、収納スペースが足りない。
  • キッチンの高さを子世代に合わせたが、親世代には高すぎて使いづらい(逆もあり)。
  • 洗い物や調理道具の片付け方、掃除方法などが異なる。

トラブルを回避するには?

  • 冷蔵庫や収納は余裕をもったサイズ、広さで用意する。
  • 設備は「キッチンを主に使う人」を基準に設計する。
  • 食器の使い方、キッチンツールの収納場所など、ルールを決めておく。

キッチンの失敗を防ぐには「キッチンをよく使うのは誰か」ということがカギといえます。
また、もし家にスペースの余裕がある場合は、ミニキッチンを検討してもよいでしょう。簡易ではありますが、お湯を沸かしたり軽食を作ったりすることができますので、来客時や帰宅が夜遅くなったときも気にせずに済みます。

二世帯住宅で失敗しないために

玄関や浴室など場所別に「二世帯住宅で起きがちなトラブル」をご紹介しました。二世帯住宅で円満に暮らすには、お互いのコミュニケーションが欠かせません。二世帯住宅を建てることが決まったら、間取りを決める段階からよく話し合うことが失敗を回避するコツです。

おわりに

二世帯住宅の「間取りの失敗例」をもとに、トラブルを回避するコツをご紹介しました。経験豊富なハウスメーカーには、住み心地のいい二世帯住宅を建てるためのノウハウがあります。二世帯住宅を検討する際は、ぜひハウスメーカーに相談してみてください。

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スマチエ編集部

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